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:::mido :::

考える。心の中をぶつぶつと整理。思ったことや感じたことを、撮りだめ、書き留めていく場所、伝える場所。

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カンジョン村の海軍基地反対運動 2014年7月

【2014年Eaphet韓国スタディーツアー】

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【 基地建設現場メインゲート前 】

トラックや警察のバス、建設会社関連の車が絶え間なく出入りしている。11:00・12:00の抗議活動の時間には、椅子に座ったり、このゲートの前で人間の鎖が行われた跡、カンジョン抗議ダンスを踊るので、トラックや車の出入りが遮られる。運転手達は、「まだ後ろに車がたくさん待っているのにいい加減にしろ!」と怒鳴り続けていた。

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カンジョンの一日の予定と書かれたホワイトボード。基地建設反対の活動をしている人々の一日の主なスケジュール。

朝 7:00 平和を願う100回のお祈り(100回のお辞儀)

     11:00    カトリックのミサ

     12:00    人間の鎖

その他にも、様々な会議や平和の島連帯会、学習会等が行われている。また、村の人々、キリスト教をはじめとする宗教団体、市民環境団体、平和団体、学生有志グループなど、様々な人々の参加によって抗議運動が行われている。

f:id:mayukke18:20140703104411j:plain「平和創造の為には、自分たちがまず他者を尊重しなければならない。」という考えがあり、カンジョン村の人々の基地建設に対する抵抗は、「非暴力、平和的」に行われている。11:00からのミサの時間に、椅子に座りながらゲート脇で、ピースキャッチャーを編む女性が参加していた。地面に敷いてあるのは、「海軍基地絶対反対」という言葉が書いてある旗である。警察が何度もその旗を気にせずに踏んだり、わざわざ文字の上に石を置き直したりと、小さな嫌がらせをしてきていた。女性はその度に、警察に「そういうことはやめなさい。どういう権利があってそんなことをするの!」と言い返していたが、警察官のおじさんは素知らぬ顔をして立っているだけだった。ミサが始まる前に、他の参加者が警察に対し、「今日は外国からの参加者もいる。中国語ぐらい話せないのか!韓国語だけじゃ彼らは分からないよ!中国語できるやつでてこいよ〜。」と話していたが、笑いながら警察に言っていたが、警察官側も、参加者に対する挑発的な行為を行っていた。

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抗議活動参加者も警察も、「お互いになにをすれば相手はどうするか」ということを分かっている。なんだか、お互いに不思議で奇妙な形式で行われているように思えた。椅子をおき、トラックを阻止する、トラックがくるので警察が「違法行為」ということを忠告する、忠告してもどかないので、警察が奥から出てきて、椅子に座っている人をそのまま持ち上げゲート脇へ移動させる。女性の警察官もいたが、とても気まずそうな申し訳なさそうな、どうすればよいのだろうと言う顔をしていた。トラックがいなくなれば、もう一度椅子を持って行きゲート前へ座るという繰り返しが行われる。悲しいし悔しいが、結局は小さな身体がトラックに勝てることは無く、毎度毎度どんどんトラックや関連車が出入りしてしまう。だけれど、「抗議している!」「反対している人がいる!」ということを少なくとも伝え続けることには大きな意味があるように思えた。

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12:00からの人間の鎖。この活動にあわせて、メインゲートへ集まってくる人々も沢山いた。村の住民や様々な団体の人々が参加し、ダンスを踊ったりする。このダンスが数種類あり、なかなか面白い。しかし、この時も、注意しなければいけないことがある。それは、ダンスが車道に出た際、車やトラックが通れなくなるので警察は、「違法行為」ということを忠告する。カンジョン村の反対運動で声をあげている人々は、企業や国からなんらかの理由を付けられ「違法行為」として、訴えられ、裁判を抱えている場合が多く、またもう一度警察と衝突してしまえば、更に罰金をとられたり、刑務所へ入れられてしまう可能性があるので、お互いに参加している人同士で参加者を守らなければいけないそうだ。

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Photo :Mayuko 無断での写真の転載はご遠慮ください。

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 絶え間なくゲートを出入りするトラックを只々座ってみているしかできない。小さな身体のおばあちゃんが、何度もトラックを阻止しようと、警察の隙をみては前へ出て行く。おばぁちゃんは、ひかれてしまいそうになる。そんな光景を、すぐそばで座ってみていて、どう表していいか分からない気持ちになった。只々、反対の声を上げ続けるエネルギーの強さを感じた。豊かな自然が壊され、人々のコミュニティや生活が、補助金等のお金の力によって引き裂かれていく。その引き裂かれた溝はなかなか元通りになることができない。「国家を守る」為の基地というが、そこの人々の生活を守るどころか、その言葉でそこの人々の生活を壊していっているように思う。軍事基地をつくることは戦争を肯定してしまうことでもある。平和の為の基地は存在しないはずだし、もし戦争をしなければ基地なんていらないのだから。

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