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:::mido :::

考える。心の中をぶつぶつと整理。思ったことや感じたことを、撮りだめ、書き留めていく場所、伝える場所。

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韓国近況⑤

【2015年韓国wwoof旅】

最後の最後に、台風難民になってしまい、ヘトヘトになりながらも、無事台湾に帰って来ることができました。
本当に韓国で過ごした一ヶ月と少しの日々は、たくさんのはじめましてとお久しぶりですが溢れていた。毎日が濃すぎて、楽しくて、おいしくて、いっぱい笑って、たくさん考えて沢山いろんなこと話して、時には一人でぶつぶつ悩み、考えたり、部屋でうずうずもやもや反省したり落ち込んだり…。虫とたたかい、今では虫もヤモリもだいぶ平気になったり、はじめは泣きそうだった水シャワーも帰る頃には気持ちよく感じたり…。いろんな意味で「変化」した一ヶ月だった。現地近況報告が、途中で止まってしまっていた状態なので、記憶を頼りに途中からスタート…。
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江原道では、15年前から山が好きで都会から故郷に戻ってきて、自分の生きたい生活をデザインするという考えの下、ほぼ自給自足のような生活をしている夫婦のお家に一週間滞在していた。毎日、綺麗な空気とおいしいご飯、おしゃれで可愛くて素敵な手作りのお家での寝泊まりは幸せだったし、おばさんの料理を「はやくはやく!」と急かされながらも、手伝うことは楽しかった。カボチャ農家の時は、かぼちゃなんてみたくないと思っていたのに、自分で採って食べたかぼちゃはとってもおいしかったし、無心で何時間も草むしりすることが不思議と嫌ではなかった。何時間も一人でこつこつと草をむしっている時、いろんなことを考えた。ある意味、自分の頭の中や心の中を整理する良い時間だった気がする。

丁度そこに滞在している時に、韓国の放送局MBCが取材に来て、一日掛かりで自給自足や有機農をテーマとした番組の中のショートドキュメンタリープログラムの撮影をした。はじめは、テレビ局=今までの原発事故関連の撮影=いろいろ要求されるという嫌なイメージを抱いていて、面白そうと思った反面、警戒心の塊みたいな態度を取っていた。だけど、一緒にご飯を食べたり少しずつ話していく中でどんどんPDやカメラさんとも仲良くなれて、今までいろんな取材や撮影を受けてきたけれど、一番楽しい思い出になったし、韓国の番組制作事情にについて教えてもらったり、カメラの話しを聞いたり、いま自分が学校で学んでいることと直接関連することに生で触れられて生の声を聞けてとても嬉しかった。しかし、嬉しい反面自分が卒業したらどうするかということを改めて深く考え始めた。例えば、記者や制作者は、とにかく生活が不規則だ。ご飯を食べる時間もなかったり寝る時間もなかったり、仲良くなったPDとカメラさんの姿を見てその大変さが本当にひしひしと伝わってきた。なんだか、私が少ししたいなっと思っていた仕事の現実の現実を突きつけられた気もした。私は、寝ることも食べることも好きだ。だから、それを犠牲にまでして、仕事をできるのかと考えるとどうしようもないぐらいの不安とモヤモヤ感に押しつぶされそうになって、私は本当にメディア関係の仕事に就きたいのだろうか。一体何をやりたくて、どういう風に生きたいのかと考えた。
その反面カメラさんと話した時、彼の口から語られる今まで仕事で行ってきた場所の話し、撮ってきた人々の話し、であった人々の話しは、本当にこういう仕事だからこそ語れることで、聞いていてとても楽しかったしずっと聞いていたい位わくわくした。今、韓国放送界では、中国からのヘッドハンティングの波がすごいらしい。主にドラマやバラエティーの製作で、行けば給料は数倍、住宅、送迎付きなどとにかくすごい待遇らしい。その誘いがくる中で、「ひとり一人の物語」に耳を傾けたいし、撮りたいから、そっちのアイドルやバラエティーの仕事にあまり興味はないと語っていたカメラさんから、「大変だ、大変だ」と言いながらも、この人本当にこの仕事にやりがいを感じていて、この仕事が本当に好きなんだなぁというのが伝わってきた。自分が好きでやりがいを感じている仕事に向き合っている人の姿はかっこいいし素敵だった。
私も、「そこそこに暮らせればいいや。」「お金そこそこあれば。」とかいう気持ちではなく、自分が好きなこと、やりがいを感じること、真っ正面から向き合える仕事ができるように、その為にもっともっと考えるべきこと、努力しなければならないことが沢山あるなと思った出来事だった。
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とりあえず長いので一旦休憩。