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台湾で大学卒業後、韓国で働きます。美味しいものから言葉や社会のことなどをソウルからお届け!時々、台湾情報も!

新しい生活の前に、今までを振り返る。

昨年6月に台湾で大学を卒業し、来月から韓国での生活が始まる、まゆこです。(正確には、五月の最終週に渡韓なのであと一週間後にはソウルに居るのですが…準備が中々終わりません。苦笑)

突然ですが、このブログは、ソウル市グローバル広報団として広報・PR記事を載せたり、韓国のワーホリ情報韓国の市民団体の現状、「面白い生き方」を実践している人々の話しを、多くの人々とシェアしたいという思いから本格的に運営をはじめました。また、私は自分の考えや気持を文として言葉にすることを通して、自分の頭と心を整理することが好きなので、以前から「それらを発信していく空間があればなぁ」と以前から考えていました。以前からはてなブログのアカウントを持っていたので、時々ここに備忘録のように文を上げていましたが、新しい生活を始めるのであればいっその事、もっと多くの人々と共有できるように、見やすさや読みやすさも考えていこう!と考えが少しずつ変化してきました。そして、近頃少しずつですがブログの大改造を行っているという訳です。

なので今後は、ソウル市の情報や韓国ワーホリ関連のことに加え、どんどん日常でふと考えたことや日記なども投稿していくと思います…。

今日は、韓国での生活をはじめるまでの長い(ぐるぐるした?)過程を少し振り返りたいと思います。私は、決して全てがトントン拍子に進んだ訳ではなく、これからの進路について、迷ったり挫折したりの日々でした。さて…そんな中で、どう考え、何を得たのか…長くなるので、少しずつ書いていこうと思います。

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「最低限」の日々のなかで

大学を卒業してもうすぐ1年が経つ。1年前の今頃、ちょうど長期で一時帰国し、9月からは日本で暮らし始めた。去年の秋から今までの約9ヶ月間(特に前半数ヶ月間)は、お金を貯めることと勉強を最優先し、金銭的にも人間関係的にも、必要最低限の暮らしを送っていた。日中は働きながら、仕事前と仕事後は台湾からの翻訳の仕事を受け、空き時間は語学関連の資格を取得する為に勉強したりと、進路に悩みながらもバタバタした日々であった。


また、「自分の空間と時間」を持つ為にも、はじめて「一人暮らし」というものを経験した。長く居るつもりは無かったので、必要最低限のものを親戚や祖母から譲ってもらい、テレビや洗濯機は敢えて買わず、それらの無い生活を送った。無ければ無いで困らないものであった。テレビは、台湾の頃から見ていなかったし、ただぼぉーっと画面を眺めてることなく、本を読んだり勉強にみっちり集中する時間を増やすことができた。洗濯機が無くても、洗濯板でとても綺麗になるし、一人分ならそれでも充分。むしろ、必要最低限の水と洗剤で綺麗になるということを知った。


何よりもお金を貯めることと勉強だけに専念していた前半数ヶ月間は、ある意味で「人間らしさ」からどんどん離れていくような日々だった。働いているけれど、生活をつなぐための仕事であったし、好きな翻訳の仕事はまだまだ定期的に入ってくる訳ではないので、自分の「これから」について肯定的な考えを持つことができなかった。何をやっても「上手くいかない」と感じることが多く、悔しさとやるせなさに振り回されるような日々だった。また、今考えると、生きていればそれなりにお金が出て行くことは当たり前のことなのに、それすらも嫌になり「面白い」や「美味しい」という感情が沸かなくなっていた。

「出会うこと」は道を開くこと。大切なものを取り戻すこと。

そんな日々を送る中、「人間らしさ」を取り戻すきっかけがいくつか重なった。実のお姉さんのような存在の韓国の友人が、ソウルで開かれた「若者の生き方や暮らしを考えるカンファレンス」に、まだまだ実力不足である私を通訳として起用してくれた。準備過程やそこでの出会いや再開から得た「刺激」や「共感」は、私の中でモヤモヤしていた気持を少しずつはっきりさせるとともに、自信を無くしていた私の背中をぐいぐいと押してくれた。また、フリーランスや活動家として生きる台湾や韓国の友人達の生き方や、「あと半年ぐらいは休憩するー」と言っていたり突然仕事を辞めたりする大学時代の友人達の姿は、いろんな角度で私に大きな勇気と刺激を与えた。それから、ちょうどその頃、家族や友達とはまた少し異なる「大切な存在」ができた。


それらをきっかけに、「美味しい」「楽しい」「面白い」と思うことが少しずつ戻ってきた。また、自分への肯定感も少しずつ戻ってきた。そこからは、ある意味「人間らしさ」に忙しい日々だった。楽しい時間や美味しい時間を現実世界で味わいことに「お腹がいっぱい」で文章を書く時間やエネルギーがなかった。しかし、相変わらず思い通りにいかないことは多い。だけれど、以前と異なるのは「その道が駄目なら、こっちの道から!」というように、一つのことや場所に縛られるのではなく、生きていくうえでやりたいことや進みたい方向、なりたい姿への道を重視し模索するようになったことだ。「速度よりも過程を大切にしよう」と思い始めたら、自然と心が以前より軽くなり、知らぬ間に道が開けてきた。

「進む気持ち」があれば、きっと前に進んでいく…

「自分は前に進んでいるのだろうか。進めるのだろうか」と不安で仕方がなかったが、少しずつ進めているのかもしれない。来週から新しい場所に暮らし、来月から新しい場所で働くことになった。(そのことに関しては、また後日書こうと思う。)思い通りにいかないことや自信を失うことが多かった約9ヶ月間であったし、「この日々に意味はあるのか。なんで日本に帰ってきたんだろう」と何度も考えた日々であった。だが、今振り返ると、「自分と向き合う時間」であったし、生きていれば「うまくいかないこと」や「理不尽なこと」「お金がかかること」が沢山あること、その反面「楽しいこと」「幸せなこと」も沢山あることを再認識した日々であった。だからこそ、新しい環境での生活を始める前に、この日々を一度言葉にして振り返りたかった。そして、この日々で、出会った全ての人々と物事、時々生存確認のように連絡をくれた台湾や韓国の先生や友人たちへ感謝したい。