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【韓国生活】今、話題の映画?「タクシー運転手」を観てきた。

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公開されて間もないが既に話題の映画、「タクシー運転手」を観てきた。公開14日目にして観客900万人超えらしい。公開前からずっと観たくて、先週の日曜日にやっと観に行くことができた。午後の映画を観るために念のため朝予約しようと思ったら、既にいい時間帯のいい席は売り切れ。近所の映画館や永登浦タイムズスクエアや新村等を検索し、なんとか夕方の回の席を予約できた。

日々、日本の新聞をネットを通して読んでいるけれど、日本では「タクシー運転手」よりも、「軍艦島」がやたらと取り上げられているようだ。先日の朝日新聞の記事では、

韓国で今夏、日本統治下の過酷な労務動員を題材にした映画「軍艦島(グナムド)」が最大の話題作だ。観客動員数は2週間ほどで600万人超。韓国映画「軍艦島」事実と創作の境界は? 現地でも論争:朝日新聞デジタル 

と取り上げられていた。確かに出ている俳優や制作費をみると、かなり豪華なつくりになっているけれど、「最大の話題作」なのかというと少し疑問である。日本の植民地支配の歴史を扱う映画という点だけを抜き取って、「最大の話題作」と語っているのではないか…とも思えた。

軍艦島」の件は置いておき、映画「タクシー運転手(택시 운정사)」について少し書こうと思う。デリケートな題材を扱っている映画であるけれど、コメディ的要素もあり、主演のソン・ガンホをはじめいい味をだす俳優たちで、いい意味で万人受けし易い映画だったように思う。「光州民主化運動」が舞台の映画だが、映画の中で「光州民主化運動とは何か」とか、「なぜ、民主化運動をしていたのか。」「なぜ、多くの市民が犠牲なったのか。」ということは、あまり触れられていない。、おそらく「知っていること」前提で進められているのだろう。

この映画は、民主化運動に参加し犠牲になった市民の立場から描かれながらも、あくまで主人公は民主化運動の中の重要な活動家ではない。ーーーだからこそ、自分に引き寄せて考えることでき、多くの人から好評価を得ているのかもしれない。

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この映画を観て、高校生の頃に自分が書いたレポートや韓国の学生たちと光州を訪れたことを思い出した。高校生の頃、「光州民主化運動」についてレポートを書いたことがある。その頃私は、「民主化運動は素晴らしいことだが、なぜ血が流れるまでの闘いをするのだろうか。平和的な方法はなかったのだろうか」と書いた記憶がある。光州を訪れたあとも、授業での討論やレポートでも、その疑問は常に私の中に存在した。あれから、5年以上経った。その間も韓国の人々と関わり続け、私と「韓国」の縁は続いている。根っこの部分では大きな変化はないが、その間わたしと「社会」の距離であったり、「社会」への考え方や関わり方には様々な変化があった。

だからこそ、今考えると高校生の頃の私は、学んだつもり、考えたつもりになっていたようにも思え、恥ずかしい。そして、犠牲になった人々にとても申し訳ない気持ちになった。もっともっと「なぜ、そうなったのか。」「何の為に闘ったのか」について深く問い、考えれたのではないか?考るべきだったと今更ながら思った。その時は、その時の最大限の範囲で学び考えていたけれど、「もっとできたのでは」と思うことがしばしばある。ちょっと欲張り過ぎかもしれない。だが、でも今更そう思っても仕方ない。今するべきことは、自分の無知を認め、更に学び、思考すること、言葉にすることだろう。

自分の無知さを認め、恥じることは、とても恥ずかしい。そして、知らないことがたくさんある自分に対して、とても腹が立つ。だがその反面、人は生きていく中で、その時その時の環境や立場によって「モノの見方」が変わっていくのでは?と、ふと思った。高校生の頃と異なり、大学生の頃はどちらかと言うと「運動の参加者」の目線で物事を考えようとすることが多かった。だが、学生生活を終え、自分一人だけではない将来を考え始めている今、今までとは違う角度から物事が見え、違う角度から考える時がある。

知ることで更に深く考える、自分の立場が変われば見えるものも変わってくる…。それは、正しいや間違っているという価値観では評価しきれないことであり、とても面白く、大切なことだと近頃強く感じる。

「光州民主化運動」を描いた映画を通して、韓国の民主化運動だけでなく、昨年の朴槿恵(前)大統領退陣ろうそく集会のこと、また日本や台湾でのことなど様々なことを思い出し、自分はどう思うのかと考え直す機会になった。

 

それは、8月15日を韓国で過ごして思うこと、将来を考えたときに思うことなどにつながっているような気がする。それらについては、また後日書こうと思う。 

ほぼ自分の忘備録として、メモのように書いてしまいましたが、「タクシー運転手」一度は観るべきおすすめ映画です!